【最新】2019年までのマンション価格の推移と今後の価格推移動向

マンション 価格

マンションを売りたい、買いたいとおもったときに、まずチェックしたいのはこれまでの価格の推移でしょう。将来的にどう推移していくのかも気になりますよね。

「今、売るのがいいのか? それとももう少し待ったほうがいいのか?」
「住みたいマンションが見つかったけど、今買って後悔したりしない?」

不動産には定価が存在しないので、悩んでしまいますよね。

この記事では、過去5年間の新築・中古マンションの価格の推移とともに、今後どうなっていくのかの予測をご紹介します。加えて、首都圏以外の主要エリアの価格推移の傾向や、売り時、買い時の見極めに迷う方に対してのアドバイスもご紹介します。

今まさにマンションを売ろうとしている方、また買おうか迷っている方、ぜひこの記事を読んで、悔いのない売買を行なってください。

1. 2019年最新のマンション価格推移動向と今後の予測

マンション 価格まず、過去5年間の新築・中古マンションの価格の推移と今後のマンション価格推移の予測を見ていきましょう。

一目でわかるように、どちらも、首都圏のデータを元にグラフを作成しました。

日本国内の不動産価格は首都圏の価格が他の地域の価格を牽引していると言われているので、首都圏のデータから日本国内全般の傾向を探ってみましょう。

追加情報として、最新の地価公示価格の推移からも今後を予測します。

2章では、各エリアの価格推移もご紹介します。

1-1. 過去5年間の新築・中古マンション価格の推移

中古マンション 価格

データ出典:レインズ(東日本不動産流通機構)「首都圏不動産流通市場の動向」
*2014〜2018年のデータを元にグラフを作成

新築マンション 価格

データ出典:不動産経済研究所「首都圏マンション市場動向 年間のまとめ」
*2014〜2018年のデータを元にグラフを作成

中古マンションの成約価格は微増、新築マンションの平均価格は軽微な増減を繰り返していますが、ほぼ横ばいです。件数も中古マンションは2016年からほとんど変わらず、新築マンションは2016年からわずかながら増加している状況です。

中古も新築も2014年から大きな変動がない状況が続いていると言えます。

【追加情報 平成31年地価公示/報道発表資料】
ここで、2019年3月19日、国土交通省から発表された地価公示価格についてご紹介します。

地価公示価格は、国土交通省が毎年1月1日時点の土地の価格を公表しているもので、土地取引の指標となる数値です。マンションの価格は土地の価格に連動しているので、地価公示価格の推移も有益な情報のひとつとなります。

下記の報道発表資料を見ていただくとわかりますが、地価公示価格は地方が回復基調となり、全国的に上昇傾向が継続しているので、マンションの価格も上昇傾向が継続すると予測されます。

地方圏でも住宅地が27年ぶりの上昇に  ~全国的に地価の回復傾向が広がる~

平成31年(2019年)地価公示では、
三大都市圏以外の地方圏でも住宅地が平成4年(1992年)以来
27年ぶりに上昇に転じるなど、全国的に地価の回復傾向が広がっています。


【全国平均】
全用途平均は4年連続で上昇し、上昇基調を強めている。用途別では、住宅地は2年連続、商業地は4年連続で上昇。

【三大都市圏】全用途平均・住宅地・商業地のいずれも各圏域で上昇が継続。

【地 方 圏】住宅地は平成4年以来27年ぶりに上昇に転じた。商業地は地方四市(札幌・仙台・広島・福岡)を除いた地域でも平成5年から続いた下落から横ばいとなった。

「地価公示」とは: 
地価公示は、地価公示法に基づき、都市計画区域等における標準地の毎年11日時点の正常価格を国土交通省土地鑑定委員会が判定・公示するものです。公示価格は、一般の土地の取引価格に対して指標を与えるとともに、公共事業用地の取得価格の算定等の規準とされています。

※地方圏は、三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)以外の市町村の区域です。

出典:国土交通省 報道発表資料

1-2. 今後のマンション価格推移の予測

今後のマンションの推移は、日本不動産研究所が発表した東京23区の新築マンション価格の予測を見てみましょう。

価格予想

データ出典:一般財団法人 日本不動産研究所 東京 23 区のマンション価格と賃料の中期予測/2019 上期 より
*新築マンション価格のデータを元にグラフを作成

日本不動産研究所では、新築マンション価格は2019年にやや上昇する傾向があるものの、2020年はほほ横ばいで、以降2025年まで微減するとの予測を発表しています。

今後の不動産価格の動向に大きな変化はないであろうとの予測結果になっています。

2. 【エリア別】マンション価格推移の傾向

各エリアの成約価格と成約件数の推移も見てみましょう。各エリアの代表的な県として、中部エリアは愛知県、西日本は福岡県のデータを掲載しています。

エリア別 中古マンション

一般的に、日本国内の不動産価格を牽引しているのは首都圏の不動産価格であると言われていますが、各エリアの成約価格の推移は、首都圏の動きとほぼ連動しているのがわかりますね。

表

成約件数の動きに関しても、エリアによる違いはほどんどなく、どのエリアでも横ばいの傾向が続いています。

データ出典:
東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向」
近畿レインズ「近畿圏市況レポート(年報)」
中部レインズ「愛知県 中古マンション 成約・在庫価格推移」
西日本レインズ「年報レポート 中古マンション 基本指標」
*2014〜2018年のデータを元にグラフを作成

1章と2章で見てきたデータの結果から、中古マンションの価格はエリア問わず、今後5〜6年程度は現状維持の傾向が続くとみられますが、消費税率アップと東京オリンピック開催の影響により不透明感が出てきていることも忘れないようにしましょう。

3. 中古マンションはいつが売り時?買い時?

中古マンション中古マンションの売り時と買い時はいつなのでしょうか? ここまで見てきたデータを元に、慎重に検討をしていきましょう。

3-1. 売るなら高止まりしている今が最適

近いうちにマンションの売却を考えているのであれば、今がまさに最適なチャンスと言えます。なぜなら、中古マンションの成約価格は過去5年間高止まりのままで推移していますし、今後もわずかな増減があると思われますがほぼ横ばいの予測が出ており、マンションの価格に大きな動きはなさそうだからです。

とはいえ、2019年10月には消費税率アップが控えていますし、2020年には東京オリンピック開催があります。加えて、2022年には生産緑地問題がクローズアップされるでしょうし、そのあとは人口減少の問題もあります。マンション価格の先行きは、かなり不透明な状況と言っていいでしょう。

大きく価格が上がる材料は今のところ見当たりませんので、売却をしたいのであれば、できるだけ早く決断をして売り出すことをおすすめします。

【マンション売却を決断したら必ずやること】
①相場価格のチェック
これまで見てきた成約価格は、物件の築年数や間取りを考慮せずに算出された平均的な金額なので、価格動向のチェックには有用ですが、相場価格として活用することはできません。

マンション売却を決断したなら、まず相場価格をチェックしましょう。相場価格の調べ方はこちらの記事でくわしく紹介しています。ぜひお読みください。

マンションを高く売る第一歩! マンション売却の相場を調べる方法

②一括査定サイトを利用して査定を行う
売却活動をスピーディーに進めるためには、不動産一括査定サイトを利用するようにしましょう。

なぜ一括査定サイトを利用して査定を行うといいのか、得られる2つのメリットをご紹介します。

(1)複数の不動産会社に査定依頼をする手間を省いて、売却にかかる時間を大幅短縮できる
一括査定サイトを利用すれば、自力で複数の不動産会社を探したり、1社ずつ各不動産会社に電話やメールで査定依頼をする手間が省けます。1回数分の情報入力の手間だけで済むので、大幅に時短できます。

(2)複数の不動産会社に査定依頼をすることで複数の査定額が出揃い、売却価格が予測できる
一括査定サイトを利用すれば、複数の不動産会社の査定額がほぼ同時に出揃うので、一気に横並びで比較検討することが可能になり、スピーディーに売却額が予想できるうえ、最適な売り出し価格も早く決めることができます。

一括査定サイトを利用して査定にかかる時間を短縮し、スピーディーに売却を進めましょう。

ここで信頼できる一括査定サイトを見極めるための3つのチェックポイントをご紹介します。

[3つのチェックポイントで、信頼できる一括査定サイトを見極める!]

☑️運営母体がしっかりしている
「一括査定サイトの運営母体が、どういう会社なのか」というのは、一括査定サイトの信頼性を見極める一つの指標となります。やはり、一定の基盤のある会社の方が、より安心感があり、サービス内容においても充実度が高い傾向にあることは間違いありません。

☑️利用者のことを考えたサイト運営をしている
営利ばかりを重視するのではなく、“利用者のことも考えたサイト運営をしているか”というのは、一括査定サイトの信頼性を見極めるうえで非常に重要なポイントです。具体的には、「サイトに登録する不動産会社をしっかり審査しているか」「不動産会社とのやり取りでトラブル等が発生した場合に、利用者が相談できる窓口を設けているか」は、必ずチェックしておきたいところ。上記2つのポイントをチェックするだけでも、利用者のことを考えているか、そうでないかが見えてくるはずです。

☑️不動産の査定実績が豊富にある
実績は、それだけ多くの利用者に選ばれてきたという証でもあります。とすると、査定実績が豊富にある一括査定サイトの方が、より信頼できる可能性が高いというのは間違いないでしょう。

査定実績の確認方法ですが、多くの一括査定サイトがサイト内で謳っているので、それらをチェックするだけでも、実績の豊富さはおおよそ比較・検討できるはずです。もしくは、インターネットの検索窓に「不動産 一括査定サイト 実績」といったキーワードを入れて検索をすると、一括査定サイトの実績を比較しているサイトも簡単に見つかります。

[番外編]全国対応している
「信頼できるかどうか」とは別の観点ではありますが、一括査定サイトのなかには、対応エリアが狭いものもあります。「必要事項を入力したのに、対応不可だった…」とならないよう、一括査定サイトを利用する前に対応エリアは必ず確認しましょう。

この【3つのチェックポイント+番外編】をクリアし、非常に信頼性の高い一括査定サイトと言えるのが「HOME4U(ホームフォーユー)」です。

☑️運営母体がしっかりしている 
⇒NTTデータグループのNTTデータ・スマートソーシングが運営!

☑️利用者のことを考えたサイト運営をしている 
⇒サイトに登録しているのは、厳しい審査をクリアした信頼できる不動産会社だけ! 
⇒利用者がなにか困ったときに相談できる「何でも相談窓口」を設置!

☑️不動産の査定実績が豊富にある 
⇒売却査定数 累積45万件(2021年6月時点)

☑️[番外編]全国対応している 
⇒HOME4Uは全国対応のため、ほとんどの物件で対応が可能!

ちなみに、HOME4Uのサービス内容は・・・住所や間取り、築年数などの情報を入力すると、厳しい審査をクリアした信頼できる全国約1,800社(業界最大級)の不動産会社の中から、お持ちの物件の売却を得意としている不動産会社をHOME4Uのシステムが自動的にピックアップします。ピックアップした不動産会社に対して、最大6社にまとめて査定を依頼できます。

ぜひHOME4Uを利用して売却をスムーズに進めましょう。

3-2. 買い時はマンションを買いたい、欲しいと思った時

マンションの買い時は、よく言われる言葉ですが「買いたい・欲しいと思った時」です。

今、とても魅力的なマンションを見つけてしまったら、マンション価格が高止まりをしているからといって、価格が下がるまで待っていようと思う人は少ないでしょう。少し待って状況をみよう・・・などとのんびり構えていると、人気エリアの魅力的な部屋はすぐに売れてしまいます。

不動産市況の先行きはかなり不透明感が濃くなっていますが、今後大きく上昇する予測も、反対に下落する予測もされていませんし、今のところ、この先2025年頃までは横ばいのまま推移していくと予測されています。であれば、タイミングを逃さないように今購入するのが最善の選択でしょう。

近いうちにマンションを購入する意思があるのであれば、価格の推移を見守っていては、良い物件を買い逃してしまいますので、すぐに行動を起こしてください。

中古マンション情報が知りたい方におすすめ

まとめ

いかがでしたか。

過去5年間のマンション価格の推移は、新築も中古も、ほぼ横ばいのままでした。

今後5年間も、高止まりのままで推移するだろうと予測されています。

反面、消費税率アップ、東京オリンピック開催など、不安な要素も多く控えていて楽観視はできない不透明な状況となっています。

マンションの売却時期を見極めようと考えているのであれば、早めの決断をすることをおすすめしますし、購入したい場合は、欲しい!と思えるマンションが見つかった時点で、迷わず即決することをおすすめします。

慎重さも大事ですが、今の時期は決断したらスピーディーに行動を起こすことも大切になります。売却する場合も、購入する場合も、タイミングを逃さないよう注意してください。

本記事の掲載内容は、2019/7/15公開日時点での情報です)

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