将来売れない可能性が高い家の特徴14個!今後、家を買うなら必ずチェックしよう!

「家が売れなくて困っている、と同僚が愚痴っていた…」
「自分はこれから家を買うつもりだけど、もしも売ることになったとき、大丈夫なのか?」

「この家に一生住むぞ!」と思って購入した家であっても、人生何が起こるかわかりませんから、将来的に売ることになる可能性が全くないとは言えません。思いがけず、購入した家を売ることになってしまった方は結構多いのです。

では、売れない家ってどんな家なんだろう?
そんな疑問を持つ方も多いでしょう。

売れない家には、共通した特徴があります。

この特徴をしっかり把握してから家を買えば、数年後、もし売ることになったとしても、不安に思うことはなくなるでしょう。

そこで、将来売れない家の特徴を具体的にご紹介します。

この記事で紹介する売れない家の特徴は変わらないので、保存版記事としてお使いください。

これから家を買おうと思っている方は、事前に売る可能性があることも踏まえて物件選びをすることを強くおすすめします。

今すぐ家を買う予定がない方も、ぜひ覚えておくようにしてくださいね。

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1. 売れない家の特徴14

売れない家の特徴は、マンション、一戸建てに共通するものが6個、マンション、一戸建てそれぞれ特有のものがそれぞれ4個、合計すると14個あります。

まず、マンション・一戸建てに共通する特徴6個をご紹介し、そのあと、一戸建て・マンションそれぞれに特有の特徴を4個ずつご紹介します。

1-1. マンション・一戸建てに共通の特徴6個

マンション・一戸建てに共通の特徴6個をご紹介します。

(1)築年数が20年以上

築年数が20年以上の古い物件は売れにくくなります。

年月を経ることで使用している木材や資材が劣化し、耐久性が低くなっているからです。

一般的に、一戸建ては木造建築がほとんどなので、築20年経った戸建ての建物は価値がないと言われています。

マンションの場合は、鉄筋コンクリート製が多いので耐久年数は40年以上あると言われていますが、どちらにしても築年数が20年を超えてしまうと売れにくくなります。

一戸建ての場合は、フルリノベーション目的で築30年や40年を超える築古物件の購入を希望する方もいますが、建物自体の価格を最大限安くしなければ売れないことがほとんどです。

(2)駅から徒歩10分以上だったり交通アクセスが悪い

最寄り駅までが遠かったり、市街地に出るのに交通の便が悪い場所にある物件は売れにくいです。

なぜなら、単身者の場合は、「最寄り駅から近い」を家選びの条件の最重要チェックポイントにしている人がほとんどですし、ファミリーであっても、通勤や通学に不便な家は敬遠されるからです。

特に首都圏の場合、最寄り駅までの距離は、売却価格に大きく影響するくらい重要な条件となっています。

地方の場合は、バスの運行状況や自家用車での移動のしやすさなども家の売れやすさに影響します。

(3)コンビニ・スーパー、銀行、公共施設、病院が遠い

コンビニ・スーパー、銀行、公共施設、病院が遠いなど、生活の利便性が低い場合も売れにくくなります。ネット通販でなんでも買える時代になったとはいえ、コンビニやスーパーが近場にないと、手軽に物が購入できないので敬遠されるからです。

また、銀行や郵便局、その他生活に必要な施設まで遠かったり、ファミリーの場合は、子供の学校までの通学に時間がかかるなど、生活全般に不便なことが多い家は、売れにくくなります。

(4)周辺環境が悪い

周辺環境の悪い場所にある家は売れにくいです。周辺環境が悪いと、防犯上、健康上などさまざまな面で不安感が増すからです。

たとえば、工場や倉庫近くで大型トラックが頻繁に行き来する、繁華街に近く治安面で不安があるなど、ケースはさまざまですが、公害問題、騒音問題、臭いの問題などを気にする人はとても多く、周辺環境に家の売れ行きは左右されます。

隣が墓地、線路に近い、パチンコ店などの娯楽施設・飲食店が一階に入っているマンションなども不快感を感じる人が多いので売るのが難しくなります。

(5)発展性のない地域にある

近年、地方の過疎化について、ニュースなどでも取り上げられていますが、発展性のない地域にある家は売れにくくなります。

将来性が見込めない土地に住んでしまったら、数年後の生活が不安になるからです。

少子高齢化は今後も続いていくとみられており、地方の過疎化は一層深刻化するとも言われています。大型店舗が撤退していき、学校や公的機関が閉鎖されていくような地域の家は、たとえ安価であっても買わないようにしましょう。

(6)内覧時の印象が良くない

(1)〜(5)の特徴はクリアしていたとしても、内覧の際に印象の良くない家は売れにくくなります。

片付けや掃除がしていない家、タバコやペットの匂いが染み付いていたり、日差しが入らない暗い家は、購入希望者の購入意欲を失くしてしまうからです。

また、内覧希望者への対応が悪いことも、売れない原因になりがちです。

最終的に売主と買主の間でお金のやりとりが行われるわけですから、売るほうが買おうとする人から悪印象や嫌悪感を持たれてしまうと、購入すること自体を止めてしまう原因になるので、十分注意しましょう。

1-2. 一戸建て住宅特有の売れない特徴4個

一戸建て住宅特有の売れない特徴4個をご紹介します。一戸建ての場合はマンションと違って、土地や家の形状が売れにくさに繋がっている傾向があります。

特に土地の問題は大きく、たとえ、建て直し予定で購入を希望する人が現れたとしても、土地が悪いと、新たに家を建てる際に、さまざまなトラブルが想定できるので敬遠されます。

(1)変形土地に建っている家

変形土地は、非整形地とも呼ばれ、三角形やL字形の土地、旗竿地の土地などに建っている家は売れにくくなります。

変形土地の場合は建て替えを希望しても、新しく建てられる家の高さや形が規制されることが多く、結果的に建築費用が高くなってしまうこともあるからです。

また、接道状況も家の売れ行きに影響します。

土地に面している道路の状況によっては、新たに建てられる建物の大きさが制限されたり、工事車両が現場に入れなかったりする可能性が出ますので、敬遠されます。

(2)再建築不可の家

再建築不可物件と呼ばれる家も売れにくくなります。

再建築不可物件とは、建築基準法によって現在建っている建物を壊して、新しい家を建てることができない物件のことです。再建築不可物件が売れにくいのは、住宅ローンが組めないからです。

再建築不可物件は、築年数が古い物件が多く、一般的な相場の7割程度の価格という低価格で売り出されていることが多いので、手ごろ感があります。

しかし、金融機関からは建物に価値がないと判断されるので、住宅ローンを借りることができません。購入をする際には価格の安さに惑わされないように気をつけましょう。

(3)二世帯住宅

二世帯住宅が売れにくいのは、需要が少ないからです。

基本的に、二世帯住宅は売ることを想定しないで建てるもの、という一般的な認識があります。

なので、二世帯住宅を建築する際には、間取りなどは、かなりこだわって設計しているものです。

このこだわりが売る際になると、購入希望者が希望する間取りに合致することが少なく、魅力的に見えないことが多いので、売れないことが多いのです。

また、二世帯住宅は、面積も広く建物自体も大きくなるので、売り出し価格が一般的な中古一戸建てよりも高くなるので、敬遠されやすくなります。

(4)個性的すぎる家

こだわりの強い外観だったり、間取りも売主の個性を大きく反映させた個性の強い家は売れにくくなります。

自分の好みに合わない家を買いたいという人はほとんどいないからです。

築古の一戸建ての場合は、リノベーションやリフォーム用に、骨組み以外は気にせず購入する方もいますが、築浅物件の場合はそのまま住むことを想定しますので、あまりに個性的な外観や間取りの家は、購入希望者の好みと合致することが少ないので敬遠されます。

1-3. マンション特有の売れない特徴4

一戸一戸が独立している一戸建て住宅とは違い、マンションは集合住宅なので、集合住宅特有の売れない特徴があります。

特に、売ろうとしている部屋自体には問題がなくても、マンション自体の評判が良くない場合は、非常に売るのが難しくなります。

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(1)低層階、北向きの部屋など、マンション内の位置が悪い

売ろうとしている物件のマンション内での位置が悪いと、人気がないので売れにくくなります。

マンションの場合は、高層階ほど人気があり、角部屋や南向きの部屋、眺めのいい部屋が人気です。

反対に、低階層の部屋や、北向き、日当たりが悪い部屋は人気がないので、売れにくくなります。

(2)管理費・修繕積立金が高い

マンションの管理費や修繕積立金が物件の価値と比較して高い場合も、売れにくくなります。ランニングコスト(維持費)が高くなるからです。

マンションの購入希望者は、物件自体の購入費用だけでなく、管理費や修繕積立金も検討の対象にします。購入したら、ずっと払い続けるものだからです。

築年数が古いマンションの場合、売り出しの価格は安価であっても、管理費や修繕積立金は新築時と変わらないか、高くなっていることがほとんどです。

購入希望者からすると、将来のランニングコストを考えた場合、管理費や修繕積立金の高さは、購入を決める際のネックとなるので売れにくくなります。

(3)マンション自体の評判がよくない

自分の売る物件に問題がなくても、マンション自体に問題があったり、マンションの評判が悪いと売れにくくなります。

安心・安全に暮らせない家には住みたくないからです。

マンションの建物全体に対する評価を気にする購入希望者もいますので、耐震性や耐火性が低い建物は敬遠されます。

共用部分の掃除がしていなかったり、マンション内の治安が良くなかったりして、マンションの管理ができていないケースも嫌がられます。

売却時期の直近で別の部屋で事故があった場合も、売れにくくなります。

(4)近隣もしくは同じマンション内で競合している可能性

マンションの場合は、別の部屋も同時期に売りに出される可能性があり、競合してしまうと売れにくくなります。

同じ建物内で、いくつか売りに出ていれば、条件のいい部屋から売れていくからです。

価格だけでなく、物件の条件も比較されて、いつまで経っても売れないことになるかもしれません。

また近隣に似たようなマンションがある場合も、何戸か同時に売りに出ていれば、あなたの物件が他よりも好条件の場合でない限り、やはり競合してしまいますので注意が必要です。

2. まとめ

最後に売れない家の特徴を復習しておきましょう。

マンション・一戸建てに共通の特徴6個 
(1)築年数が20年以上    
(2)駅から徒歩10分以上だったり、距離・交通アクセスが悪い
(3)コンビニ・スーパー、銀行、公共施設、病院が遠い
(4)周辺環境が悪い
(5)発展性のない地域にある
(6)内覧時の印象が良くない

一戸建て住宅特有の売れない特徴4
(1)変形土地に建っている家
(2)再建築不可の家
(3)二世帯住宅
(4)個性的すぎる家

マンション特有の売れない特徴4
(1)低層階、北向きの部屋などマンション内の位置が悪い
(2)管理費・修繕積立金が高い
(3)マンション自体の評判がよくない
(4)近隣もしくは同じマンション内で競合している可能性

一言でまとめるとしたら、売れにくい家とは、人気がない家ということになりそうです。

家を購入する際には、なるべく、上記にあげた特徴を持つ物件は避けたほうがいいでしょう。

しかし、絶対に売れる完璧な物件というものも存在しませんから、上記の特徴を念頭に置きつつ、自分自身のニーズや希望も考慮してあなたやあなたの家族に最適な家を選ぶようにしてください。

そして、あなたもいつか家を売るときがくるかもしれません。

そのときのこともシミュレーションしながら、十分に検討して家を買うようにしてくださいね。

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